故人に届いた年賀状に返信したらこうなった

昨年義父が亡くなりました。

私たち夫婦は30代半ばなので、まだ両親健在の友人達ばかり。
親戚も遠方で、亡くなってから全てのことも喪主である夫とこなしました。

未熟な自分たちに大きな葬儀は仕切れないと思い
親族の了解のもと家族葬にしました。

なので訃報が届かなかった方も多く年賀状が大量に届いたんです。

故人あての年賀状には寒中見舞いで返信を

喪中には年賀状は出せませんから寒中見舞いで返信します。

通常のはがきを使って出します。
パソコンのソフト「筆ぐるめ」で作りました。

ちゃんと喪中の寒中見舞い用の絵柄や例文も揃っていて便利でしたよ。

例文は短いのでネットで検索して文章を作りました。

私たちが入れた情報は

  • 義父が亡くなったというお知らせ。
  • 連絡出来なくて申し訳ありませんという謝罪。
  • お墓のある寺の名前

あとは感謝の気持ちが伝わるようにまとめて書きました。

故人宛の年賀状に返信したらこうなった

すると数日後…

ハガキに書いてあった夫の電話番号にいろんな方から電話がありました。

皆さん「昔とてもお世話になったんですよ」と義父への気持ちなど
話してくださりました。

手書きでびっしりとハガキに思いを綴ってくださった方も。

亡くなった後の手続きや空き家になった家の片付けにおわれ
イライラしていた私たちは泣く暇もなかったのですが
そのような方々の言葉にはっとして泣けました。
義父がいなくなったんだという事実にやっと向き合えた気がします。

ほんとに器の大きな父でした。

故人への年賀状の返信は自分と向き合ういい機会

泣く暇もなくただ業務のように手続きに追われた日々に
故人の死に驚き、悲しんでいる方の言葉を改めて聞くと
緊張の糸がプツッと切れて、うわーーーっと感情が溢れ出しました。

私こんなに悲しかったんだと気付かされました。

何か気持ちの整理をするいい機会かもしれませんね。

●追記 2019年正月

義父だけでなく、義母も2012年に亡くなっています。
その義母にも今年年賀状が届きました。
20年ぶりに故郷に戻ったという義母の後輩からでした。

年賀状には義母を懐かしむ温かい文章が。。。

でも義母が亡くなったことをお伝えしなきゃいけません。
年賀状にメールアドレスがあったので、メールでお伝えしました。

義母を想う温かいお返事をいただきました。
胸がきゅーーーっとしますね。

素敵な義母で私は幸せだったな、と思います。

では。

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